藤沢鳳雛塾2009について

 藤沢鳳雛塾2009は、慶應義塾大学SFCキャンパスの実践的教育ノウハウを基にして、藤沢市の事業者と市民の方に提供する教育プログラムです。
 藤沢市では、市民センターに設置された市民の皆様の情報交換を可能にする新たな情報発信メディア「ふじさわサイネージ」や、湘南台地区において「地域WiMAX通信サービス」の運用が相次いで開始されます。
 これらの地域ICTの利用促進で得られる利便性や効用、さらには新たなビジネスの可能性について、様々な立場の方との議論を交えながら検討するためのセミナーを開催致します。
 本プログラムは全6回で構成されます。前期4回は、ネットワーク時代の新たなビジネスの可能性について、具体的な事例を用いながら一緒に考えます。後期2回は、新たな情報発信メディアをどの様に生活やビジネスに導入・活用していけばよいかについて考えます。
 プログラムの詳細は以下の通りです。

藤沢鳳雛塾2009 開催概要

■ 対象者:藤沢市のICT利活用に関心がある市内の事業者、藤沢市民
  全6回の参加を予定される方
  なお、特に情報発信メディア導入・活用にご興味のある方は、後期2回のみの受講も可能です

■ 開催期間: 平成22年1月22日(水)〜3月3日(水)  全6回
  <前期>ICTを使ったビジネスの可能性
   1月20日(水) 「ネットワーク時代の企業戦略・これからのネットワーク産業とビジネス革命」
   1月27日(水) 「ネットワーク企業の競争戦略」
   2月 3日(水) 「ネットワーク企業のマネジメント」
   2月10日(水) 「ネットワーク時代の消費者とマーケティング・EXIT戦略」
  <後期>地域における新しい情報発信メディアの導入・活用
   2月24日(水) 「ネットワーク時代の自治体と住民相互協力に向けて(公設民営型運営)」
   3月 3日(水) 「ネットワーク時代の市民参加型活動の可能性」

■ 開催時間:午後7時〜午後9時

■ 開催場所:藤沢市内 2拠点
   会場1)慶應藤沢イノベーションビレッジ【慶應湘南藤沢キャンパス隣接】
   会場2)藤沢市総合防災センタービル4階 災害対策本部室
   ※両会場と講師会場をインターネット会議システムで接続し、遠隔で同時開催  

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  <受講イメージ>

■ 定員:A 通期(前後期6回)受講  各会場 10名程度
      B 後期(2回)のみの受講  各会場 10名程度

■ 受講料:無料

■ 申し込み方法 Web上での申し込み または 電子メール
    ○申し込み先URL: http://chiiki.sfc.keio.ac.jp/housuu09/entry
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■ 監修/講師
   総合監修/講師:
     慶應義塾大学総合政策学部 准教授
     SFC研究所地域情報化研究コンソーシアム代表  飯盛義徳
   プログラム主管/講師:
     慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)  
     地域情報化研究コンソーシアム             松澤佳郎
   講師:
     慶應義塾大学政策・メディア研究科講師 
     地域情報化研究コンソーシアム
     アンワイヤード研究コンソーシアム           梅嶋真樹

■ 問い合わせ先:
  mail

■ 申し込み締切日:
   2010年 1月15日(金)

プログラムの内容
第一回 「ネットワーク時代の企業戦略・これからのネットワーク産業とビジネス革命」

ケース 「株式会社ロケーションバリュー」 担当:松澤
少子高齢化が進みアルバイトの確保が困難になると、今働けていない潜在労働力の活用が課題となる。 2006年4月にサービスインした「おてつだいネットワークス」は、携帯電話のGPS(全地球測位システム)機能を利用して、おてつだいを頼みたい依頼者と、時間を有効活用したいワーカーをマッチングするサービスで、超短期の労働を取引する新しい市場を創出しました。運営会社である螢蹈院璽轡腑鵐丱螢紂爾寮功要因、事業リスク、また、「位置の価値」を活用する新しい事業展開について議論します。
  <ポイント>
・オリエンテーション、討議の進め方を説明しながらのデモ
・超短期間の労働取引市場の開拓
・携帯電話GPSを活用した新サービスの成功要因と事業リスク
・「位置の価値」を活用する新しい事業展開

第二回  「ネットワーク企業の競争戦略」

ケース 「アッカネットワークス」 担当:松澤
NTTが持つ設備を開放する政策が採られたことで、ADSL事業に新規参入したアッカネットワークスのビジネスモデルを検証することでインフラビジネスの特性を学びます。そして、異なるビジネスモデルで市場に参入している複数企業の競争を通じて、競合に対して、差別化できる違いを創り出し、競争優位に立つための戦略について議論します。
  <ポイント>
・ネットワークインフラビジネスの特性とビジネスモデル
・競争優位に立つための差別化戦略

第三回  「ネットワーク企業のマネジメント」

ケース 「Tr@Box(トラボックス株式会社)2002」 担当:飯盛
トラック業界において空きトラックと荷物とをマッチングさせる求貨求車システムを運用するトラボックスはニーズにのって利用者を増やし、第一関門である有料サービス化を果たしたが、今後事業をどのように展開すべきか、手探りの状態です。情報のもたらす便益をいかにビジネスモデルに組み上げるかについて議論します。
  <ポイント>
・ネットワーク企業マネジメントの今後の展開
・情報を商品としたビジネスモデル

第四回  「ネットワーク時代の消費者とマーケティング・EXIT戦略」

ケース 「株式会社アイスタイル」 担当:松澤
化粧品のコミュニティサイトとして消費者に圧倒的な影響力を誇る@コスメを運営する株式会社アイスタイルを経営的視点から分析したうえで、サイトの影響力をどのように事業拡大に結びつけていくのか、今後の事業展開を考えていきます。また、資本政策をどのように行うかについても検討します。
  <ポイント>
・コミュニティサイトの消費者に与える影響力
・経営的視点から見た、サイトの影響力と事業拡大の関係

第五回  「ネットワーク時代の自治体と住民相互協力に向けて(公設民営型運営)」

ケース 「京丹後市『T−WAVE』」 担当:松澤
京都府の日本海側に位置する京丹後市が総務省からの委託(地域ICT利活用モデル構築事業)を受け、「ICTを活用して『産業の停滞』を解消し、京丹後市民と地域事業者の交流や都市部在住者との交流を行い産業の活性化を図り、雇用が創出し、定住や交流を促進する」目的で、「情報交流サイト」と「地域ICT利活用人材育成」を柱とした事業を進めています。
地元で積極的に活動している住民と、市商工会や市役所の職員から構成する「京丹後市地域情報交流サイト運営委員会」が運営を行っています。
公設民営のWebサイト運営の大変さ、どうやって盛り上げるか、モチベーション維持、などを検討します。
  <ポイント>
・地域におけるICTを活用した産業の活性化と雇用の創出
・公設民営型経営の課題と活路

第六回  テーマ「ネットワーク時代の市民参加型活動の可能性」

ケース 「村ぶろケース」 担当:飯盛
2007 年3 月31 日にプレオープンした自治体初のブログポータルサイト「村ぶろ」。和歌山県北山村の奥田貢村長が「北山村の応援団を作る!」との思いから生まれた試みから生まれた成果と課題を議論していきます。
  <ポイント>
・地域での市民参加型ICT利活用事業の成果と課題
・情報技術による地域のつながりの創造と資源共有

ふじさわサイネージとは

「ふじさわサイネージ」とは、市内各地の市民センター・公民館等に設置している地域の電子掲示板し、この掲示板を利用し地域の情報を地域で発信して共有する新しい情報発信メディアです。サイネージを活用して、自分のお店の宣伝や仲間とのコミュニケーションなどが可能になります。

地域WiMaxとは

「次世代無線通信〈携帯通信〉WiMax」は、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの付属研究所であるSFC研究所と、藤沢に生まれた新たな企業「オープンワイヤレスプラットフォームLLC」が協働して開発した次世代無線通信の技術です。この研究開発体制の特色は、国内外の大学に加えてすべての企業がこの研究開発に参画できるということです。国内有名企業だけではなく、台湾をはじめとした海外企業も参画しており、藤沢市在住企業も参画できます。

HPURL:
http://www.openwp.net/